がんになった直後のクライアントさんと
セッションさせていただいていると

病院での対応に

ベルトコンベアに
乗せられているような
不信感

を感じる・・・

というお声を聞くことがあります。

 

そう・・・

がんになって
めちゃめちゃショックを受けて

まだ状況すら
呑み込めていないのに・・

次々に機械的に検査と治療が続くと
不安になるよね。

いったい自分は
どこに運ばれていくんだろう・・?

どうなっちゃうんだろう・・?

そう思うのは、自然だよね。

今日は、そんな
ベルトコンベアに
乗ってしまっているあなたに

気持ちに余裕を持ってもらうための
豆知識をお伝えしたいと思います。

 

で・・・その前に
とっても大事なことを

がんとどう向き合うか?

病気との向き合い方って
人それぞれです。

現代医学の最先端の治療を受けたい
という方もおられるし

いやいや
私は身体に負担をかけない自然療法で
病気を根本から癒したい
という方もおられます。

 

 

この記事を書いている私は?
というと・・

35歳で乳がんになった時
西洋医学を信頼して標準治療を受けました。

その後、旦那さんが
自然療法家(ホメオパス)になり、今現在は
ほとんど病院にいくことはありません。

そんな感じで
私(我が家)のスタンスは

西洋医学と自然療法の
【いいとこどり】したい!

という感じです。

 

西洋医学の良さは
何と言っても効果が早いことです。
緊急事態には信頼できる治療法
だと思います。

 

そして
自然療法はじっくりと時間をかけて
根本原因に働きかけていくことが
できます。

 

心のことは盲点になっています。
がんになったこの機会に
じっくり向き合うことで人生を
変化していうことができます。

 

がんは命に関わる病ですから
緊急事態ととらえて良いと思います。
だから、まずは西洋医学の治療を受けて!

自然療法をサポートのために取り入れて
心のことにも向きあってみたりして
そんながんとの向き合い方がベストかな・・・
と私個人は考えています

 

 

はじめてのがん体験あるある

ここからは
がんになって最初の頃に
びっくりしたり
違和感を感じやすいことについて

実はこうなっているだよ!
という感じで書いてみたいと思います。

 

その1
検査はがんの原因を
調べるものと思っていた

がんになって、検査が次々と行われて・・
びっくりされた方もおられるかもしれません。
なんでこんなに検査するの?って。

医学に馴染みがない方には
検査の理由がわからない方も
おられるかもしれません。

 

西洋医学でのがん検査は
まず最初は【確定診断】です。
がんかどうかを確認する検査をします。

その次は【治療方針を決める】
ための検査をします。

例えば
手術でどの範囲まで切除した方がいいか?
どの薬が効くかを知るために
がんのタイプを調べたりします。

 

西洋医学では
がんになった理由を
患者さんに問うことはしません。

『がんは事故みたいなものです。』
『誰でもがんになる可能性があります。』

そういうスタンスで
患者さんを追い詰めない態度でいるのが
西洋医学流の優しさです。

 

自然療法は、そこからさらに
一歩進みたい方に開かれているもの。

がんを作り出した自分自身の
体質や生き方を変化させたい
あるいは、西洋医学では治せない
がんの根本に働きかけて
自然治癒を目指したい

そういう時に役に立ってくれるものです。

 

その2
医者がクスリや治療を決める
と思っていた

え?違うの?

という声が聞こえてきそうですね。

 

実は、西洋医学のがん治療は
がんの種類別に専門化されていて
医者個人がクスリや治療を決めることは
ありません。

 

私の以前の驚いた体験
ちょっと聞いてもらえますか?

乳癌学会でのことです。

乳癌が専門ではない消化器科の先生が
乳癌治療について
抗がん剤◎◎を使って治療した結果
という内容の発表されたのですよね。

そしたら・・・
どうなったと思います?

・・

・・

・・

乳癌の先生方
めちゃめちゃ激怒してました。

医者のくせに
ちゃんと勉強しろ!
って
乳癌治療の第一選択薬は
がんのタイプ別に決まってるだろ!!
ということです。

あの時は本当に
空気がピリピリしてましたよ!

 

 

ちなみに学会って
がんの種類別にたくさんあるんですよね。
乳癌学会、肺癌学会、大腸癌学会などなど・・

あなたは、学会って
どんなことしてると思いますか?

実は学会では、世界で行われている
たくさんの臨床試験の結果が集約され
詳しく検討されて発表されます。
治療での症例報告などもシェアされています。

そんなデータに基づいて
標準治療が作られているんです。
これらのデータ量は本当に膨大なものです。

 

なので・・・
お医者さんが個人の経験で

このクスリがいい!とか
この治療がいい!とか

そういうことは
がん治療ではまずない
ということなんですよね。

 

その3
抗がん剤を自分で選べる
と思っていた

これは私ががんになった時の体験談です。

私はがんになった当時
抗がん剤の感受性試験の研究をして
いました。だから、ちょっとだけ
抗がん剤の名前を知っていたんです。

同じ種類の抗がん剤でも
抗がん剤Aはちょっと副作用が強いとか
抗がん剤Bは副作用がマイルドらしいとか
そういう情報も耳に入っていました。

 

そんな感じでしたから
私は点滴に使う抗がん剤も自分で
抗がん剤Aか
抗がん剤Bかを
好きに選べると思っていたんですよね。

自分が抗がん剤を受けることになって
いやいや、そんなことはないんだ!って
はじめて知りました。

病院ごとに
抗がん剤Aか、抗がん剤Bかは
決まっているんですね。

というか・・・病院ごとに
抗がん剤Aを使った◎◎レジメンにする。
と治療法が決められているのですよね。

使い方を間違うと
大変な副作用が出るものだからこそ
安全のためにそうしているのだと
治療を受けてわかりました。

 

 

その4
ネガティブで怖いことばかり言われる

これ・・・あるあるじゃないですか?

仕事で西洋医学に慣れ親しんだ私ですら
母の付き添いで病院に行くと
感じることがあります。

病院の先生って
基本ネガティブなことを言います。
期待を持たせるより、リスクを伝える
という感じ。

これは本当に
西洋医学の先生の特徴というか・・
もうちょっと何とかして欲しい
ところでもあるけれど・・・

 

私個人としては
なにを誠意とするのか?
の違いかなと思っています。

 

がんになった患者は
みんな希望を持ちたいのですが
でも・・・100%の人が治るわけじゃない。
治療のリスクだってある。

 

だから
これをすれば、あなたは治ります。
あなたは絶体大丈夫です。
とは、医者の立場では言えない

だから事実をお伝えする。
それが誠意。

これが西洋医学のお医者さんの
スタンスなのだと思っています。

 

でもね・・・

せめて
一緒に頑張りましょう!
くらいは言って欲しいよね

事実をクールに伝えてくる
冷静なお医者さんもたくさんいます。

その態度に落ち込んでしまったり
不信感を感じる患者さんもいます。

 

でも・・・
その【事実】は過去の統計データであって
あなた自身の未来は
誰にもわからない。

 

そのことをしっかりと理解して
お医者さんのネガティブな言葉は
たくさんある可能性の中の一つとして
受け取って、希望を失わないのが一番
と私は思っています

 

お役立ち情報

ここまで色々書いてきましたが
病院でびっくりして、
不信感に陥いらないための対策として

お医者さんが言うだろうことを
あらかじめ予習しておくのも
いいのかな?と思います。

西洋医学のがん治療を知っておく方が
医者と無駄にモメルこともないし
話もスムーズにできますよね。

 

そのためにお勧めなのが
患者さん向けのガイドラインです。

たとえば乳癌だと
こちらから無料で見れます。

ガイドライン | 患者さんのための乳癌診療ガイドライン2019年版 (xsrv.jp)

その他のがんは金原出版さんから
患者さんとご家族のための本として
いくつか販売されています。

シリーズ:患者さんとご家族のための本の書籍一覧 | 金原出版 (kanehara-shuppan.co.jp)

医師が使うガイドラインを販売している
出版社なので安心です。

 

今日は診察室での対応に

ベルトコンベアに
乗せられているような
不信感

を感じている方に向けて書いてみました。

この記事があなたのお役に立つ
ものであれば嬉しいです。

最後まで読んで下さって
ありがとうございました

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