今日は本の紹介をします。

抗がん剤が効く人、効かない人
著者は長尾和宏先生です。

 

とても読みやすかったです。

今日は外でセッションだったのですが
行き帰りの2時間ほどで読めちゃった。

この本のおススメの人は

抗がん剤について知りたい人

医者と患者のズレについて知りたい人

医者選びについて知りたい人

それから

*抗がん剤治療を勧められているけど
 踏み切れなくて悩んでいる人 にも

いいかもしれません。

 

というのも、長尾先生自身が
抗がん剤嫌いだった
からです。

 

実は私も、これまで
ある種のお医者さんが書くがん関連本は
なんとなく敬遠してたんです。
(買っても読めなかったりしてね

 

というのも、

私の勝手な予想として・・・

医者に上から目線で、
物申されるの
イヤだなぁ・・とか

どうせ、自然療法とか民間療法を
バカにするだよね?とか

やたらと専門的すぎるんだよねーとか・・

そんなイメージがありました。

 

でも、長尾先生のこの本は
いい意味で、私の予想を
裏切ってくれました。

 

ダチョウさん

 

そもそも、なんで、
敬遠していた医者の書くがん関連本を
今頃になって 読んでみようって
思ったのかって?

それは・・・

長尾先生に興味をもったからです

 

去年テレビに出ておられた事が
きっかけでした。
コロナ対策にイベルメクチンが効く
という話を勧めておられたんです。

菅総理に向けて
イベルメクチンを政府で配ったらいい。
そしたら『スガルメクチンだ』なんて
ちょっとビックリするような発言を
されてたんですよね。

 

そのせいで、長尾先生は
大バッシングを受けておられて・・
それを見て私は、
この先生、正直で面白い先生だな
って好感を持ちました。

 

それで、興味が湧いたもんだから
ニコニコ動画を覗きにいったんです。

そしたら、毎回配信の最後に
替え歌を熱唱するんですよね~。
それをみんなが応援してたりして
規格外の人だな(笑)って
思いました。

 

そんなわけで
なんとなく敬遠していた系だった本を
手に取って読んでみたんですよね。

 

 

読んだ感想は

2014年の本なので
ちょっと古いかもしれませんが
それでも、色々勉強になりました~!

 

尼崎のコテコテの先生らしく(?)
例え方がおもしろく、
わかりやすいのも良かったです。

なによりも
長尾先生って、正直なんですね。
綺麗ごとを言う感じじゃなくて
でも、患者への目線はしっかりある。

腹わって話す系
だから時々ハっと目を開かされました。

 

私の目に止まったフレーズ

私の中で響いた部分を
ちょこっとだけ引用しますね。

がんは、その人が死んだら自分の命も
終わるのです。
その人の命まで奪ったら
自分も損をするんだから、
適当なところで
やめておけばいいのに。


がんで亡くなった人を見ると、
「患者さんも亡くなった。
 でも、がんも死によったな」
と、ふと思います


もう少し賢く生きればいいのにな、と。
「人は死ぬけど、自分は生き残る」
というのが
本物の悪党だと思うのですが、
がんはそうではないのです。

「患者さんも亡くなった。
 でも、がんも死によったな」

というフレーズに
患者さんに向き合い続けてきた
お医者さんの想いが感じられて
なんとも言えずに印象的でした。

どこか諦観して心の距離をとってる所もある。
でも、最後まで一緒にいる感じ?

そして・・・うん。確かに。
がんって本物の悪党とは違うよね。

 

「医者任せは良くない。信頼が大事」
とも言われるけれども、私が思うに、
医者任せも信頼もどっちも必要。


信頼を築いた上で、
医者に任せるしかありません。


だからこそ、
信頼できる医者を探すということが
大事なんです。

そうだよね~。
結局、医者に任せるしかないのです。
だから信頼できる先生に出会いたいよね!

 

一応目次を

抗がん剤が効く人、効かない人
長尾和弘著

第1章
医者にとっての抗がん剤
患者がイメージする抗がん剤

映画『大病人』は、いまだ現場そのもの

患者は「抗がん剤で完治できる」と思い込んでいる

「延命」の意味も、医者と患者の間には深い溝がある

副作用に対する不安な気持ちに“医療否定本”が味方

がんになれば、医者も医者の家族も治療を受けている

「世界的な標準治療だから」「訴えられるから」医者は治療する

標準医療でも、患者の意志で「やめる」ことはできる

私が抗がん剤を大嫌いになったわけ

 

第2章
がんの正体と抗がん剤の使い方

ウイルスとの大きな違い

がんは遺伝子の傷によって起こる病気

遺伝はたった5パーセント

人間はがんになりやすい動物

夜間の労働が、がん発生リスクを高めている

たとえるなら、手術は“強制連行”、抗がん剤は“毒ガス”

副作用対策がどこまでできるかが、続けられるポイント

「がん幹細胞」は、がんの親分のこと

抗がん剤治療は4パターン

第二世代の抗がん剤・分子標的薬の特徴は「ピンポイント爆撃」

分子標的薬の光と影

二・五世代の分子標的薬の登場

 

第3章
抗がん剤が効く人、効かない人

肺癌・・小細胞がんが、非小細胞がんかで異なる

胃がん・・抗がん剤の中心は飲み薬「TS-1」

大腸がん・・ダメ押しには3剤組み合わせが基本

乳がん・・ホルモンと遺伝子で変わる治療

子宮がん・・手術が基本で進行がんでは抗がん剤も

臓器別 抗がん剤が「効くがん」と「効かない」がんがある

抗がん剤慣れをすると効かなくなる

「効く」「効かない」「副作用が出やすい」「出にくい」を事前の予測

自費の検査は別の医療機関で

遺伝子検査で、がんになる人、ならない人もわかる?

絶体になるのではなくて、「可能性が他の人より高い」

遺伝子検査の代償と命題

もう一つの柱、「がん幹細胞療法」の時代がすぐそこに

がんのエネルギー源を断つ「FAS阻害薬」も

 

第4章
医者があえて口にしない大事なこと

何も主張しなければ「訴えられない治療」をするしかない

先に文句を言う患者は好かれる

信頼して任せられる医者を探すこと

命を預ける医者選びは、結婚相手以上に大事

かかりつけ医は、いざというときの相談相手になってくれる

町医者は各病院の信頼できる情報を持っている

セカンドオピニオンは「相談」ではなく「診察」で

歯切れが悪いときの医者の本音

明解な答えがないとき口ごもる

言い足りないことがあれば、手紙で伝える

「やりましょう」は言えても「やめましょう」は言えない

 

第5章
がん、抗がん剤、そして生きるということ

実際に抗がん剤が効いている例

入院しないでフルコースで行う治療もある

治療は、残された時間を延ばしてくれる

奇跡的に回復している人の特徴

緩和ケアとセットで取り組む必要がある

中身が全然違う、施設ホスピスと在宅ホスピス

本来は、幸せな抗がん剤治療であるべき

おわりに――私が医者になった理由

 

副題が、長い!!
でも、読めば内容は推測できますね。

あと、
在宅ホスピス施設ホスピスの違い
なるほどなぁ・・・と思いましたよ。

 

季節外れに咲いてくれたエキナセア

 

ということで!この記事が、
あなたのお役に立つものであれば
嬉しいです

最後まで読んで下さって
ありがとうございました

 

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