最近、がん関連本を
ジャンル問わずに色々読んでいます。

 

今日書いてみたいのはこの本

あのひとががんになったら

著者は
キャンサーソリューションズ(株)代表
桜井なおみさん

 

実は私、以前この方に
勝手に親近感を感じていました。

 

というのも・・・

*1967年生まれで 私より2つ年上と
年齢が近かったこと。

*桜井さんは37歳で
私は35歳で乳がんを診断されたこと

*仕事が大好きそうだったこと

*当時の桜井さんは眼鏡をかけて
頭がもじゃもじゃだったこと(笑)

私も20代の頃はソバージュでした
【ラーメン大好き小池さん】って
言われたことがあります。

ラーメン大好き小池さん
若き日の私のソバージュのイメージ伝わります?

 

私は35歳で乳がんになった後
出張で毎年乳がん学会に
参加させてもらっていたのですが
(がんの検査の開発をしていました)

その会場で見かけるのです。
あの目立つもじゃもじゃ頭を(笑)

 

『あっ桜井さんだ・・・』って
思って見ていました

 

当時の私は真面目な黒スーツ姿で
メモを取りまくる会社員でしたので
親近感は感じていたものの
お声をかけることはありませんでした。

 

さて、この本ですが

どんな方におススメか

というと・・・

*AYA世代でがんになった人

*がんになって仕事を続けられるか
 不安を感じている人

*職場でがんになった人がいて
 サポートの仕方を迷っている人

におススメかな。

 

また
著者の桜井さんが乳がん体験者さんなので

 

*働く女性のがん体験者さん
*そのご家族
*そのご友人
*その職場の仲間

にもおススメだと思います

 

 

患者になって感じる
周りとのズレ

この本の冒頭には
桜井さん自身ががんになって
お仕事の関係者300人に一斉メールを
送って失敗した話が書かれています。

これを読んだとき、
私も自分ががんになった
あの35歳の当時に
引き戻される感じがしました。

 

職場でどこまで伝えるか?
どんな風に伝えるか?
難しいよね

がんになった後、患者は急速に
がん関連用語やがん治療の常識に
慣れていきますね。

そして病院の治療のペースと
仕事の両立で必死でついていこうと
するかもしれません。

 

でも・・周りの人はそうじゃない。

 

*がんの知識を全く知らない人

*テレビドラマの知識だけで
がんって怖いって思っている人

 

など色々いて・・・

 

だから・・・
コミュニケーションの中で
色々ボタンの掛け違いって
起こるものだと思います。

 

 

また
コミュニケーション以前の話として・・

 

【がん】ってものすごい
パワーワード だよね。

聞いた人はビックリする。

そして、もうダメなのか?なんて
見当違いの勘違いをしたりもする。

患者本人も、周りの人も・・・

 

だから・・・

がん患者とその周りで
コミュニケーションの悩みを感じる人って
たくさんいるのだと思います。

 

ここまで読んで

 


 そうなんだよね。
 で、どうしたらいいの?

と感じたあなたに、
この本は役に立ってくれるかもしれません。

 

目次を紹介します

はじめに

こんなご質問よくいただきます
がん告知を受けて
世間は冷たい!?メール後の反応は
お互い歩み寄るために

第1章
がんと患者の「現在地」
-入院は短く、通院は長く

「お若いのにかわいそう」?-もはや高齢者の病気ではない。
「がん=怖い」イメージが強いけれども
「どうして」と聞かれても-がんは生活習慣病?
私のがん発見期
「治ってよかったね」は合わない
がん治療の現在地
入院は短く、通院は長く
心と体が最も落ち込むの通院治療中
増える「コミュニケーション」についての悩み

第2章
あのひとががんになったら
-よりよいコミュニケーションを考える

いちばんは「普段どおり」
でも過度の期待はするべからず
言われてうれしい言葉
言われると傷つく言葉
「頑張れ」は諸刃の剣

 

『家族』ががんになったら
  1. ただ近くにいる、ただ話をきくことがいちばん
  2. ビッグイベントには付き添う
  3. 子どもには伝える?伝えない?
  4. 高齢の親には伝える?伝えない?
  5. 急に怒り出したら
  6. 「あなたには私の気持ちはわからない」といわれたら
  7. 夫婦間ですれ違いがおこったら
  8. 親や兄弟姉妹ががんになったら
  9. 家族は“第二の患者”と自覚して
  10. 大きな荷物は小分けにしてもつ

 

『友人』ががんになったら
  1. 無視がいちばん辛い
  2. 気持ちを省略しないで
  3. かける言葉がなかったら
  4. 「手術が終わった」と言われたら
  5. 患者以外の自分になれる時間がうれしい
  6. お見舞いについて
  7. 孤独にさせない

 

『職場の仲間』ががんになったら
  1. 「実は・・・・」と言われたら
  2. 早期かどうかを聞くのはやめて
  3. 部位について聞くのはセクハラかも
  4. 「視線」もセクハラになる
  5. 「ウィッグかな」と思ったら
  6. コミュニケーションは密に
  7. 「大丈夫?」以外の聞き方を
  8. ピリピリしていると感じたら
  9. 見た目と違う辛さもある
  10. 暑いの?寒いの?
  11. 「よかれ」が相手を傷つけることも

 

第3章
あなたががんになったら
-必要なのは「患者力」
患者力を高めるコツ①-『知る』

自ら作戦を立てる
「影響」「時間」「対処法」を聞く
人生の棚卸しをする

 

患者力を高めるコツ②-『伝える』

自分で受けた治療を説明できるか
職場に説明するには「仕事言葉」で
どこまで伝えるべきか

 

患者力を高めるコツ➂-『相談する』

まず立ち止まって深呼吸
「新しい日常生活」を見つけよう
即断即決をしない
がんの「オキドコロ」を考えよう

 

第4章
がんと会社
-「通院治療」時代に働くということ

ステージ4でも働けます
なぜ起こる?「がん離職」
がん離職①-4人に1人は診断後1ヵ月以内に離職
がん離職②-復職後1年以上たってからの離職も多い
がん離職➂-中小企業では3人に1人が離職
権利主張ではなくスペック主張で
上司は「役割」「目標」を一緒に考えよう
患者さんをきかっけに「働き方改革」を進めよう
制度をどう使うべきか
個人事業主に立ちふさがる現実
自営業は“自衛”業
がん患者が働く目的は「生きがい」より「お金」

 

第5章
もっとつながるために
-知っておきたい情報あれこれ

「がん対策基本法」を知っていますか?
「改正がん対策基本法」で何が変わるのか
がん治療費は高額?
知っておいてほしい「高額療養費制度」
いざというときに頼りたい産業医
がんを知ることが、いちばんのがん対策

 

おわりに-「健康」とは何か

 

それと
桜井さんの記事があったので
ちょっと貼っておきますね。

がんになって、仕事やめようか?
と思っているあなたに
是非読んでいただきたいです。

こちら

がんになり “がんサバイバー” になった女性が危惧する「ビックリ退社」と「切腹退社」 | 週刊女性PRIME (jprime.jp)

 

 

コミュニケーションの悩み
にセラピーが役に立つかも

ここまで書いてきて
心理セラピストとしての
想いも伝えたくなりました。

「患者力」って本当に大事です。

診察室の中でも

家族の中でも

友人との間でも・・・

 

でね・・・

もしあなたが
がんになる以前から
人とのコミュニケーションに
難しさを感じていたら・・

例えば
気を使いすぎて
言いたいことが言えない とか

緊張して真っ白になる とか

自分を後回しにして
他人ばかり優先してしまう などなど

そんなあなたに
セラピーは役に立つと思います

どうしてかというと・・・

そうなってしまう背景には
あなたの幼少期からの体験
心の痛み、ビリーフ(信念)が
関係していることが多いからです。

 

もし、良かったら
マインドフルネスのセラピー

あなたのパターンを癒していきませんか?

 

あなたのサポーターとして
お役に立てれば嬉しいです。
今日もありがとうございました

 

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