以前の記事で
精神的ストレスは他のストレスとは違って
長期的に身体に影響を及ぼす
ことをお伝えしました。

【ストレスとがん】がんはなぜ心因性と診断されないのか?

 

この身体への影響ですが
精神的ストレスは
私たちが意識している以上
身体に影響を及ぼしています。

 

ここで注目したいのは感情です。


問題なのは未消化な根本的感情(11:55)

 

心地よい感情と不快な感情

感情って
心地よいもの
不快なものもありますよね。

 

心地よい感情には

希望

喜び

勇気

落ち着き

愛情

などがあります。

 

心地よい感情を感じている時って
呼吸も穏やかになるし
身体の緊張も溶けて
健やかな感じがしますよね

 

 

一方で
不快な感情というと
あなたはどんなものを思い出しますか?

 

例えば・・

怒り

不安

恐れ

心配

落胆

悲しみ

不満

などなど・・

 

どうですか?

 

不快な感情のリストを見るだけでも
身体の感覚 変わってきませんか?

 

呼吸は浅くなり
身体はこわばって緊張し
頭はぐるぐると堂々巡り
とーっても疲れますよね。

 

精神的なストレスがある時って
不快な感情を感じていますよね。

そして、こんな風に
身体にも変化が起こっているんです。

 

感情は健康にも影響を及ぼす

 

身体に一番
キョーレツな影響を及ぼす感情って
怒り かなと思います。

 

怒りが身体にどんな変化を起こすか
具体的に見てみると・・

 

顔が赤くなる

目が大きく見開かれる

唇がひきつて硬くなる

あごがこわばる

拳を握りしめる

腕が震える

声が震える

 

これらは外からみても
わかるものですよね

そして、
私たち自身の内側の体感としても
こんな感覚が起こってくるかもしれません。

 

頭に血が昇る感覚

呼吸が荒く激しくなる

腹に黒い感覚が渦巻く

身体が熱くなる

etc.etc.

 

実際のところ
ここで例にあげた怒りだけじゃなく
全ての感情身体に変化を起こします。

 

だからこそ私たちの
コミュニケーションが成り立つ
とも言えますよね。

 

 

ここまでは
身体の表面に現れるお話。

 

 

そして実は・・・
身体の内部でも色々な変化
起こっているんだそうですよ

 

例えば・・・
怒りを感じた時
身体の内部で起こってくる変化は

 

血液が凝固しやすくなる

血球数が増加する

消化管の血流量が減る

心拍数が急激に増加する

血圧も急上昇する

などなど・・

 

へぇーー
って、思いませんか?

 

血液が凝固しやすくなるなんて
私は全く知りませんでした。

 

 

それにしても・・

こうやって見てみると
怒りって身体に害ばっかり与える悪いもの
のように感じるかもしれませんね。

確かに・・・
怒ると疲れるし
トラブルの元になることもあるよね。

 

 

でも・・・だからと言って

 

怒りを押しこめたり
感情をなかったことにして
表面だけ笑顔で過ごしたりしていても

解決にはならないんですよね。

 

前の記事にも書きましたが
心身症の人は
失感情症失体感症の傾向があるんです。

ストレスが癌を引き起こす仕組み~がんも心身症の一種?

 

 

感情を押しこめたり
感じなくさせても
解決にはならない

 

シンドラー医師のこちらの著書から
引用して書いてみます。

 

 

感情には必ず身体的な変化が伴います。

 

ですから、泣きたくなるほど
不安でたまらないこの数時間か数日間

あなたの感情によって筋肉は常に緊張し
神経内分泌免疫システムは
普通以上の強い刺激を受けます。


そして当然ながらあなたは
体調が悪いと感じるでしょう。

 

 

しかし、生活の中では
ほかのさまざまなことに
意識を向ける必要もあるでしょう。

 

それでも【根本的な感情】
消えることはなく
からだに影響を与え続けます。

 

他人の目には幸せそうで、
ジョークにもこころから笑っているように
見えるかもしれませんが

 

あなた自身は真の感情を
からだで感じています。
お腹は例のいやな感じがしているのです。

 

 

【根本的な感情】は

舞台の背景画のように、

ずっと存在しています。

 

「表面的な感情」は役者のように
背景画の前で飛び跳ね、
観客の目をしばし引き付けるでしょう。

 

しかし役者が登場する前も
退場した後も
背景画は厳然としてそこにあるのです。

 

 

いかがですか?

この舞台の背景の例って
ものすごく秀逸だなって思うんです。

 

 

ちょっとイメージしてみてください。

 

役者が
明るく希望に満ち溢れた演技
渾身の力を振り絞って
演じている時・・・

 

舞台背景が
暗く重―い雰囲気だったり・・・

 

メラメラとした炎のような
激しいものだったとしたら・・・

 

役者さん大変ですよね・・

何倍も何倍も
頑張らなきゃいけない。

 

私たちが
感情を押しこめたり
なかったことにして
日常生活を笑顔で頑張り続けるのって

 

この何倍も頑張っている
役者さんみたいだな
って思うんですよね。

 

 

未消化な根本的な感情が
身体に負担をかけつづける

 

ところで
舞台の背景 =【根本的な感情】

って、いったいなんだと思いますか?

 

あなたにも ありませんか?

ふとしたことで
何度もよみがえる
記憶や感情

 

舞台の背景は
私たちが子供時代を
過ごしてきた過程で吸収した
世界観に基づくものだと思います。

 

世界観のベースにある背景画は

ある人にとっては
牧歌的な緑の風景かもしれないし

また別のある人にとっては
暗い、殺伐とした都会の風景
かもしれません。

 

舞台の背景は
それぞれ違うんですよね。

 

 

未消化で不快な感情があると
それはあなたの身体に
ずっと影響を与え続けるでしょう。

 

不快な感情がない人に比べて
不快な感情を抱え続けている人は

笑顔でいたり
リラックスするのに
2倍も3倍もエネルギーが必要なんです。

 

 

私たちは感情との付き合い方
学ぶ機会がとても少ないです。

 

未消化で不快な感情を抱える人は
処理の方法がわからないから

押しこめたり
なかったことにして

頑張って生き続けてきています。

 

 

でも本当は、そんなことを
しなくてもいいです

 

 

感情ってね
気づいてあげて
やわらかい眼差しで眺めていくと
ドンドン変化していくんです

 

まるで、
花が自然に開花するように・・・

 

そこに無理な頑張りは
必要ないどころか
邪魔になってしまいます。

 

 

マインドフルネス
感情の開花を助けるのに
とても良いツールだと感じています。

 

もし良かったらあなたも・・
あなたの中の未消化な感情を
綺麗なお花をみるように
一緒に眺めてみませんか?

 

私で良かったら
喜んでサポートさせていただきます

最後まで読んで下さって
ありがとうございました

 

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