今日はこちらの本を紹介します!

バーニー・シーゲル著
奇跡的治癒とはなにか

 

文字が小さくて分厚い本だったので
なかなか手が出せずにいました。

でも読んでみると
思ったより読みやすくてむっちゃ良かった

これからしばらくの間
こちらの本からネタをいただいて
書いていこうかなぁ・・と思います。

 

昨年購入したバラ
無事開花~ 良かった

 

でね!

私が一番面白かったのが
第三章 病気と心 でした。

 

私の記事を読んで下さる方は
少なからず
がんと心の関係
興味があると思うんですよね。

 

そこで・・・この
第三章 病気と心の冒頭部分を
ちょっと紹介しますね。

 

医療技術が
心と体のつながりを無視して
道をはずれたのは、
治癒の歴史全体から見ると
実際はごく短期間にすぎない。

 

伝統的な部族社会の医療や
ヒポクラテスから始まった西洋医術で
患者の心に働きかけることの必要性は
常に認識されていた。

 

十九世紀まで
医学書には悲しみ、絶望、落胆
病気のきっかけや結果に与える
影響について、あますところなく
書かれていた。

心が満たされることは
健康の必須条件
とみなされていたのである。

 

しかしながら、近代医学では
ある種の病気に対して薬が
ひじょうな効果をあげたので
患者が潜在的に持つ強さを
忘れてしまった。

 

最近年配の医者の友人が
医者であった伯父の日記には
当初病気や伝染病に先立って
患者やそのまわりに起こったことが
常に記録されていたのに

医療技術の進歩につれ
この部分は重要性を失い
ついにはまったく省略されてしまった
と話してくれた。

 

医学がすべてのソフトデータを
閉め出すにつれ、心の持つ力に
対する認識が失われてしまった
のである。

 

いかがですか・・?

興味わいてきませんか?

 

ちなみに、この本の著者の
バーニー・シーゲルさんはこんな方です。

バーニー・シーゲル
(Bernie S. Siegel, M.D.)

1932年、米国に生まれる。
コルゲート大学および
コーネル大学医学部を卒業。
医学博士。

1962年から外科医として勤務し
イェール大学医学部で助教授を務める。

1978年、絵や夢や感情という
“心”の要素を取り入れた治療グループ
「ECaP(Exceptional Cancer Patients
=例外的がん患者たち)」を設立。
患者自身が癒しの過程に積極的にかかわる
ことで自己治癒力を高める治療法によって
“現代医学”に見放された末期患者が
奇跡の生還を遂げている。

 

この本はね
1988年が初版なのでちょっと古いです。

でも!とても内容が濃かったのですよ。
心と病気について、たくさんの例が
あげられていて古さは感じられません。

あと、巻頭に患者さんが書いた絵が
載せられていて見ることができます。

 

内容が濃いので
簡単にお伝えすることは
難しいのですが・・

 

いつものごとく
私が響いた文章を
いくつか抜き出して書いてみます。

 

もし良かったら
病気と心や
奇跡的治癒に関する
エッセンス

を受け取ってみてくださいね

 

 

 

脳の化学物質が、感情や思考に
どのようにつながっているか
まだすべてがわかったわけではない。

はっきりしているのは、
心の状態が急激かつ直接的に
体に影響を与える
ことだ。

 

われわれは、心と体の対話を
実現させることができる。
失望を無理におさえこむと
体は死のメッセージを受け取る。

 

苦痛に出会って助けを求めれば
そのメッセージは
『生きることは困難でも
生きていたい』となり、免疫系は
われわれを生かすために働く。

 

 

 

私があなたに
いかに人生を楽しみ
自分をも他人をも愛し
心の平和を保つかを教えてあげられたら
治癒に必要な変化は起こりえる。

 

私が患者を愛し抱きしめることは
病棟ではばかげて見えるだろうが
これは科学的なのある。

 

問題は、すべての人に治癒への迅速かつ
効果的なスイッチを入れるために必要な
心理学的方法がまだわかっていない
ことなのだ。

 

多くの変化は
無意識のレベルで起こるので
注意深い心理学的実験なしには
臨床的に測るのは難しい。

 

いつの日か
薬や電気ショックのかわりに
『三時間ごとの抱擁』というような処方
ができることを望む。

 

 

医者は習慣的に
患者にあとどれくらい生きられるかを
言いわたすが
これはとんでもない間違いだ。
そんなのは医者の自己満足にすぎない。

 

たとえ多くの患者が
「あと、どれくらい生きられますか?」
「もうあと、どれくらいありますか?」
としつこく訊いても、答えるべきではない。

 

こういう患者は
自分の寿命を自分で決めようとしないで
他人に決めてもらおうとする受身な患者で

医者に好意を持っている場合
まるで医者の正しさを証明するかのように
その予告通りに死ぬ人が多い。

 

 

われわれが
自分から選んだストレスと
避けたいのに避けられなかったストレス
とでは、反応の仕方がまったく違ってくる。

 

無力感はストレスよりもずっと始末が悪い
アメリカではがんにかかる率は
白人よりも黒人が高い。がんが悲しみや
抑圧と関係があるからだろう。

 

 

ストレスの程度は
社会のあり方によって異なる。
個人主義と競争を重んじる社会では
ストレスがもっとも大きい。

 

ストレスがなく、がんの発生率が低いのは
支え合い、愛し合う関係が基盤となり
年配者が活躍している、相互のきずなの
強い社会である。

他にがんの発生率の低い社会の特徴
としては、信仰心と性に対する開放性の
2つがある。

 

 

 

悲劇的な事件や激しい生活上の変化
などでストレスをこうむった人全部が
病気になるわけではない。
いかに問題に対処するかが決め手である。

 

一般的に言って、
感情をぶちまけても、生活を変えずに
いられる人は元気で暮らしている。

 

 

あらゆる抑うつの共通因子は
愛の欠如と人生の意義の喪失だと
少なくとも当の落ち込んだ人間の
ものの見方から推察できる。

 

その場合、
病気は無意味な日常からの逃避に
なることが多い。その意味で
病気は西洋式の瞑想とさえ呼べる
かもしれない。

 

 

悪性腫瘍と深くかかわっている
特定の型の抑うつがある。

 

通常の行動も放棄するような
典型的な抑うつ患者は
我慢できない状況だと判断すると
少なくとも何かの反応を示す。

反応は否定的だが
少なくとも後退しようと試みる。

 

多くの人は、しかしながら
心の中ではすべてが虚しくなっているのに
日常生活はそのまま続け
外見的には幸福なふりをしている。

こういう人たちは
うつ病と診断されることはほとんどない。
何とかやっていこうと
努力しているからである。

 

彼らの状態はジェームズ・サーバー
(アメリカのユーモア作家)が描くところの
ウォルター・ミッティの「静かなる絶望」
外面は柔和で親切だが
見えない怒りと葛藤をひきずっている。

 

 

アーノルド・ハッチネッカーは
『生きる意志』の中で次のように書いている。

「抑うつは、部分的だが心理的に
『死』に負けることを意味し、
絶望が細胞レベルで現れたのが
がんであるように思われる。

 

 

乳がんの患者を調べているイェール大学
心理学部のモーゲンズ・ジャンセンは
守りの姿勢をとる被抑圧者
現実的な見解をもった患者よりも早死にする
と発表した。

 

守りの姿勢をとる被抑圧者とは
たとえがんでも
配偶者に逃げられても
子どもがドラッグ常用者になっても
今、家が燃えていても
笑顔で「ええ、元気です」という人たちだ。

 

こういう行為が複雑で訳がわからないため
免疫系が混乱し疲れ果ててしまうのだ
とジャンセンは考察する。

 

 

病気や死の可能性を受け付けないで
常に積極的なイメージや白昼夢を見ている
人間は、生き残れる可能性が少ない
とジャンセンは言う。

 

イメージ療法は
それを拒否する人間には効かない。
彼らは病気を認めていないから
病気との闘いに参加できないのだ。

 

それは彼らが描く絵にも表れている。
守りの姿勢の被抑圧者は
満面に笑みを浮かべた自分を描き
別のページには、体の外に病気を描いたり
自分の体を雑誌から切りぬいた健康体で
表す。

 

 

いかがでしょうか?

まだまだあるのですが
今日はここまでにしますね

 

この記事が
がんと心の関係に興味があるあなたへ
奇跡的治癒に関するエッセンス
お伝えできていれば嬉しいです!

最後まで読んで下さってThank you

庭に咲いているエノテラというお花

 

 

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