乳がんを体験した元リケジョで
がんの検査の開発員をしていた私が
なぜ心のことを大切にしているか

ちょっぴり本音を交えて
お話してみたいと思います。

 

科学の世界では
がんをこんな風にみています

この図をちょっと見てみてください。

これは、
『ペコリーノ がんの分子生物学』という
教科書の冒頭部分に載っている、
がんの特徴です。

ペコリーノって名前が
ちょっとお茶目ですね

 

これは、本の著者のペコリーノ教授の名前で
決して私のウケ狙いじゃありませんからね

 

この図に書いてある
がんの特徴を書いてみますね。

*増殖シグナルの自律性
*増殖抑制シグナルの回避
*免疫系による破壊からの回避
*無制限増殖能
*腫瘍促進性炎症
*浸潤と転移
*血管新生
*ゲノム不安定性と変異
*細胞死の回避
*エネルギー代謝の再構成

 

これらが、
分子生物学で言われるがんの特徴です。

難しい内容はともかくとして

がん細胞ってどんな奴やねん。

ということを知らなければ、
手の打ちようがありません。

 

だから、がん細胞の特徴を
色々調べる研究がされています。

 

がん治療薬の開発現場って
こんなイメージです

さて、がんの治療薬を開発する場面ですが

残念ながら一つの治療薬では、
上の特徴を網羅して治す薬は作れません。
がんも種類によって性質がかなり違うんです。

 

だから開発の現場では、
ある一つのがん組織(乳がん)や
ある一つの細胞
(乳がんの中でもホルモン陰性とか)選んで、
モデルとして開発を始めます。

 

選んだ細胞の特徴を細かく調べていき

このタイプのがんは
こんな特徴を持ったものが多いから、
こんな薬を創ればいい!

と戦略をたてて治療薬の開発は始まります。


治療薬の開発現場では
分子の反応のミクロな部分をみています。

がん組織の中にある、
小さな細胞の中の、
そのまた溶液の中で起こっている
色んな分子の反応をみているんです。


ちなみに下の図は
乳がんの予後を劇的に良くしてくれた
ハーセプチン(トラスツズマブ)が、
分子の反応経路のどこに効いているかを
示した図です


(出典:がんの分子標的薬と治療薬辞典)

図の中の赤い小さいT字マークが
薬で『ここを止めますよ』というマークです。

 

こんな風に、治療薬の開発現場では
分子の反応のミクロな部分
みているんですよね。

 

完璧な薬は作れない

薬が世の中に出るまでには、先人たちの
かなりの労力がかかっていますが、
それでもがんを治療するための
完璧な薬はいまだ創れていません。

 

なぜなら、がん組織は多様変化するから。
がんの組織の中に色々な性質の細胞が
混在していることがあるし
細胞自体が変化することもあるからです。

 

ある治療薬が開発されて一定の効果が出ても
しばらくして次に出てくる話題は・・
薬剤抵抗性をどう回避するか?
(薬が効かなくなるのにどう対処するか?)
なんです。

 

ミクロだけでなく
人として全体的な
癒しも欲しい!

私は自分自身ががん体験者でもあり
同時にがんの検査の研究員もしていて
学会で十年近くそういう流れを見てきて・・
ある時、

これはキリがないぞ!!

って思ってしまったんです。

 

すいません、
薬に期待している人を、
がっかりさせるかもしれないし、
薬を開発している人にも失礼かも?
(でもホンネ)

 

誤解してほしくないのですが、
私は治療薬は必要だと思っています。
ただ薬ですべての人を癒すことはできない。

ある人に劇的に効く薬も、
他の人にそうではないこともある。

一時期は効いていた薬が
効かなくなることもある。
薬だけに頼るのは限界があります。

 

そして、何よりも
ちっちゃな細胞じゃなく、

いま生きている私は
どうなってるの?

置き去りになってない??

って思ったんですよね。

私が腹の底から求めていたもののは
科学の世界では埋められないのです。

 

心の問題にも取り組んで
体内環境アップしませんか?

人の身体には本来
修復機能が備わっています。
分子生物学の言葉で言えばその機能は

*DNA損傷の修復、
*(エラーを起こした)細胞分裂の停止
*(エラーを起こした)細胞の自死です。

これがキチンと働いていたら、
がん細胞は小さい内に処理できて
がんにはならなかったはずです。

 

そして、
西洋医学で治らないといわれた末期の方が
ごくまれに生還されるという事実。

がん生還者は、
一旦停止していた修復機能を蘇らせる
ことに成功したのだと思われます。

 

だったら・・・

そっちも一緒にやった方がいいんちゃう?
がんの治療を助けるために!
また、新しいがんを作らないためにも!

私は、そんな風に思っています。

 

がんを克服する為に、
体内環境をよくすることはとても大事。

そして体内環境に影響を与えているのは
ライフスタイルと【心の問題】です。

 

食生活や睡眠などはもちろんですが、
心の問題は多くの人にとって盲点
大きなカギになると私は考えています。

 

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