現(うつつ)とは
死を意識して輝くと
母の愛した言葉の一つ
キャンサーギフト 杣田美野里 より引用
今日は
『キャンサーギフト』という本を
ご紹介したいと思います。
私がこの本を知ったきっかけは母です。
私の母は
花咲き乳がんを抱えた
80代半ばのおばあちゃんです。
テレビで見たとかで
この本を注文して送って欲しいと
頼まれたのでした。
テレビの影響もあってか
一時的に売り切れていたようですが
無事入手することができました。
この本をおススメしたい人は
*余命宣告をされた方
*ステージⅣの方
*ステージに関わらず
残された人生を大切に生きたい方
*がんになって
自然と調和していきたくなった方
*穏やかな癒しが好きな方
*お花や自然が好きな方 です。
本の1ページ 販売サイトからお借りしました
拡大してご覧くださいね
この本は
礼文島の美しい花の写真と
短歌 と 短いエッセイで
構成されています。
内容ですが
*礼文島の自然にまつわる豆知識と
*がんで余命宣告をされ
治療を受けている間に感じた著者
杣田美野里さんの心の動きが
交互にちりばめられています。
一言で感想を述べるならば
===========
穏やかで満たされる
マインドフルネスの
意識にいざなってくれる本
===========
そう・・
マインドフルネスと言えば
私にはこんな体験があります。
私は35歳で乳がんになったのですが
入院手術を受けた後
はじめて出社する朝の道で
沿道の新緑の美しさにハッとして
涙が出た経験があります。
緑が光を浴びて
キラキラと輝いていました。
がんになるまでは
こんなことはなかった。
こんな
なんでもないことで
心が動くことがなかった。
あの時の私は
マインドフルネスの意識状態
だったのだと思います。
がんになるまでの私は
日々の仕事でいっぱいいっぱい。
生き残りをかけて闘う日々。
何と闘っていたのかというと
実の所、外側のなにかではなくて
心の中の不安と
必死に闘っていたのです。
私はがんになって
初めて気づいたんですよね。
世界がとても美しいということに。
がんになるまでの私は
立ち止まることができず
気づくことが難しかった。
今でも、忙しくなると
私の意識は簡単に
闘いモードに落ちていきます。
そんな大変な時に
マインドフルネスになって
自然と繋がることは
私を穏やかで満たされる本質に
戻らせてくれます。
私にとってこの本は
そんな意識の切り替えに
役に立つものです。
本の1ページ 販売サイトからお借りしました
マインドフルネスの
平和な意識に繋がるには
少し時間が必要です。
じっと、自然を眺める。
木の葉や、一輪の花を眺めて
その美しさと繋がる。
その静かな時間の中で
徐々に徐々に
穏やかで満たされた意識に
変わっていきます。
最後に
この本の一文を
引用したいと思います。
キャンサーギフト
という言葉があります。
『がんになったからこそ受け取れるもの』
という意味です。
主治医のY先生は
『病気が進んだ方ほど
感じるものらしいですよ』と言います。
私は治療が始まったころ
『本当にあるのだろうか』と
ちょっと格好良すぎるこの言葉に
疑心暗鬼でいました。
(中略)
がん患者であることは
けっして幸せなことではありません。
でも、命の期限を知り
いろいろなことを諦めたその後で
当たり前と感じていたものが
輝きを増すことがあるのだと思います。
そのほんの小さいギフトたちは
形は違っていても
誰にもきっと降りてきます。
これが、私の見つけた
キャンサーギフトの正体です。
気になった方は
是非手に取ってみてくださいね。
マインドフルネスで
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