がんを経験した私の心の旅【第2話】ロボットのように生きていた日々

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「感じる」ことを忘れて
ただ「進める」ことだけを選んでいた――。


がんになる前に私にとって
“感じる”よりも“進める”が正解でした。

こんにちは。
ライフアートレッスンの長岡由子です。

ロボットのように生きていた私が
がんを経験したことで取り戻した
“感じる力”や、心の回復のプロセス
私の体験談を通してお届けしています。

私と同じように、がんで
「立ち止まらなくてはいけなくなった方」
少しでも寄り添える内容になればと思います。

 

止まれなかった私

私ががんになったのは35歳のとき。
もう20年前になります。

当時の私は完全なワーカホリック。

優先順位は

仕事>>体調・気持ち

研究開発という仕事柄もあって
夜遅くまで残業する日々でした。

 

感情よりも優先していたもの

感覚的には
「忙しいけどやりがいがある」
と思っていました。

感情よりも
    論理、スピード、効率が大事

働いて役に立たなくては!

私は健康だから大丈夫

そう信じて疑わなかったのです。

 

でも、実際は・・・

平日の残業疲れで
週末は昼過ぎまで起き上がれず
身体も思うように動かない。

夏でも冬の靴下を履いていたり
同じズボンを履き続けて
お尻が擦り切れるまで気づかない。
(仕事中は白衣で隠し、
帰りはかばんでお尻を隠して帰宅)

こんな状態にもかかわらず
自分の心身のサインは
完全に無視していたんです。


2011年に描いた絵です
疲労感やイライラなどを表しています。

 

感情はどこへいった

セラピストになった今
当時の自分を振り返ると
「ちょっと立ち止まった方がいいんじゃない?」
って思うのですが、

当時の私は

「感じるってなに?
  するべきことが先でしょ?」

そんな感じ。

背景にはこんな思い込みがありました。

迷惑をかけてはいけない

働いて役に立たないといけない。

仕事で認められないと生きている価値はない。

今ふりかえっても
人間なら当たり前にある感情や未来への願い、
「休みたい」という基本的なニーズすら
自分には存在してはいけない
と思い込んでいたんです。

 

自動操縦で生きていた日々

当時の私を一言で表現すると・・・

「自動操縦モードオン」

日々、忙しく働いて
充実感を感じる一方で
疲労困憊していて
消化試合を生きている
疲弊感がありました。

未来を思うと苦しく
絶望感もありました。

「いつ死んでも別にいいし」
そんな風に思うこともあったんです。

そんな私は35歳で乳がんになり
はじめて立ち止まることになりました。

次回は
「乳がん発覚とその衝撃」
というテーマでお届けします。

お楽しみに

メールマガジン

今回の体験談を通して
「私も同じように頑張りすぎてしまう…」
と感じられた方へ。

私は35歳で乳がんを経験し
そこから「心を取り戻す旅」が始まりました。

その中で学んできたことを
メルマガ「がんをきっかけに幸せになる」
少しずつお届けしています。

✨ 癌は魂のメッセージ
✨ 自分を支える技・センタリング
✨ 心と身体のふかい関係
…など、体験から見つけた心を支えるヒントです。

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