『がんが自然に治る生き方』
読まれたことはありますか?

実はこの本
バッシングされたこともあるのですが

あらためて今、読み返してみて
ああこれは新しい科学なんだ
と感じたんです。

 

実は以前私はこの本をアメブロで
紹介したことがあります。
この記事です
アメブロの2016年7月の記事を
ホームページに転載しています

【本の紹介】がんが自然に治る生き方 おススメしたい本!

 

がんが劇的に緩解したケース
分析して共通する9項目について
書いた本なのですが

 

2016年当時の私は
自分がやっていること
がんの方への深い心のセラピー)の
強力な後押しをしてくれているようで
とても心強かったのです。

 

私はもともとは
がんの検査の開発をしていた
バリバリの理系研究者です。

それが、自分のやっていることに
心の深い部分で違和感を感じ180度転身。
今は心理セラピストをしています。

 

そんなときに読んだこの本は
私の想いを代弁してくれる
希望の本に感じられたんです。

 

なので、これからまた、
この本の内容について
心理セラピストの目線で
綴っていきたいと思っています。

なのですが・・・

 

今日は詳しい内容に入る前に
バッシングに関して私が感じることを
まずは綴ってみたいのです。

 

西洋医学と代替療法の争い

2016年頃
私は自分の活動を知ってもらいたくて
Faceboookのがん患者さんのコミュニティで
時々記事を投稿させていただいていました。

オフ会にも参加させていただき
貴重な繋がりをいただきました。

 

当時は
(今もなのかな?)

西洋医学(標準療法)

代替医療(自然療法)の間で
論争が起こることが多くて・・

 

医学博士の土橋重隆先生の言葉を借りると

西洋医学は
代替療法を無視し

代替療法は
西洋医学の欠点をあげつらう

敵対関係をつくっている

 

まさに・・
という感じでした。

この本のバッシングも
まさにこの敵対関係の中でのことでした。
内容を深く吟味することもなく行われた
バッシングに、私には感じられましたが・・

 

そんな中、私自身も徐々に
身動きできない感覚に
なっていったんです。

 

 

西洋医学派にも
代替療法派にも

どっちにもなれなかった

 

なぜ、私が
身動きとれなくなっていたか
というと・・

私の頭の中でも
戦争が起こっていたからです。

 

 

ちなみにこの戦争は
私の家庭内でも起こっていました。

私は心理セラピストをしていますが
私の旦那さんはホメオパシーという
自然療法家です。

 

二人とも理系出身。

ですがちょっとスタンスに
違いがあります。

 

私はどちらかというと
標準療法に近いスタンス
旦那さんはまるっと自然療法派でした。

よくケンカになりました。

(今でもたまに・・)

 

長年理系の世界にいて
データをコツコツと積み上げ
検証を重ねる世界にいた私には

一部の自然療法家の方や
そのファンの方が
【仮説】を十分に検証もせず
気軽に拡散し不安を広げてしまう姿勢に
どうしても許せないところがあるです。

 

まぁそれはおいておくとして・・

 

そんな状況が続きながらも
がんの方やアダルトチルドレンの方に
心のセラピーをさせていただきながら

徐々に私の中の統合は
進んでいったようで・・

 

どうやら私の頭の中の
戦争は
終わりを迎えつつ
あるようです

時代の変化の影響もあるのでしょうかね

私の中で争いの終結を
感じさせたくれたのが

『がんが自然に治る生き方』

【はじめに】という章でした。

 

2016年当時は
後の章にばかり意識がむいて
スルーしていました。

あらためて【はじめに】を
何回も何回も読み返して・・

 

この【はじめに】の章こそが
いちばん大事なことを書いている
今は感じています。

 

元リケジョだった私が
転身して5年を経て
気づいたこと

個人的なことではあるのですが
私自身の反省も含めて
気づいたことを書いてみます。

 

①プラセボ効果を含む
心の作用を
ダメなものとして無視する
科学の常識に染まりすぎていた。

 

西洋医学や科学の世界では
プラセボ = 失敗なんですよね。

西洋医学では
比較試験をして効果が観察できなれば
無視されるんです。

でも・・
病気が自然に治癒するプロセスに
プラセボはとても大きな効果があります。

プラセボでなくても
心の作用自然治癒にとても
大きな影響を与えます。

 

私は心理セラピストをしていて
重々わかっていたつもりなのですが・・

 

心と身体をわけてしまった
【二元論】の教育が深い部分で
染み付いちゃってたなと今は感じます。

 

 

②自然治癒力や劇的緩解を語る
ことが、読者さんを傷つけると

勘違いしていた。

重いクライアントさんと
関わる中で気づかせてもらったこと。

みんな最後まで生きたいんですよね。
諦めていないのです。

そこに寄り添わずに
悲観主義に陥って常識的に振舞うこと
はセラピストとしてすべきことじゃない
と、クライアントさんと関わる中で
教えていただきました。

 

 

➂だまされる恐怖があった

がん治療の世界は
お金が動く世界でもあります。

怪しげな商品を高額で売り付けられる
こともありますよね。

私自身も嫌な体験をしたことがあるので
被害者になるのも嫌だし
加害者になるのも嫌です。

 

だまされる恐怖は
セラピーを提供する側の私自身にもあって
それが、自分を身動きできなくさせていた
ことにも気づきます。

 

頭の中の戦争が終わりつつある今の私は、
以前より

標準治療についても

代替療法についても

 

*素晴らしいところ
*残念なところというのが

フラットに見れるようになった
感覚
があります。
(もちろん私なりの感覚ですが)

 

がんが自然に治る生き方を
新しい科学だと思った理由

ケリーターナーさんは
がんが劇的に緩解したケースを
1000件の医学論文で解析したのですが

その結果
二種類の人々が黙殺されていた
と書かれています。

 

その二種類の人とは

*劇的に緩解した患者本人たち

*代替療法の治療家たち です。

 

これは科学の世界で食べてきた
私は深く頷きます。

医学の世界では、
この2つは議論をする必要のない
話題として扱われてしまっています。

 

 

また、

劇的に緩解したケースを語ることは
【偽りの希望】を与えるとして、
語るのを止めるべきという意見もあります。

 

ケリーターナーさんはこう続けます。

けれども
劇的に緩解する人が
現にいるという事実を黙殺するのは
偽りの希望を患者に抱かせるよりも
ずっと罪深いことではないでしょうか。

仮説から逸脱した事例に遭遇したとき
研究者にはそれを吟味する科学的責務がある。

 

この文脈での仮説って
がんは治らない病気
という現代医学の前提ですよね。

 

 

本の続きはこうです。


そして、その逸脱事例を吟味してから

研究者がとるべき道は二つ

1つ目は
なぜ仮設に合わない事例が生じたのかを

公に説明すること

2つ目は
その事例を説明できる
新しい仮設を考え出すこと。

(中略)

現代医療なしで治癒した症例を
黙殺することは、科学的に無責任な
態度なのです。

 

これ、ほんとにそうだと思いました。

黙殺は無責任
本当にそうなのです。

 

 

ケリーターナーさんは

【新しい仮設】を作る試み

をされたんですよね。

 

その仮説がまとめられた本が

『がんが自然に治る生き方』です。

これは、新しい科学なんだって
私は思いました。

何が新しいかというと・・

デカルト以来
科学の世界に染み付いた
心身二元論に基づかない所

心身一如の視点にたって

科学的検証をしよう
しているところ。

古くて新しい視点だと私は思うのです。

 

もうひとつ
ケリー・ターナーさんの
この文章も大事です。

もしもわたしが

『この九項目を実践したら
あなたのがんは確実に治ります』

と言ったなら、それは人に偽りの希望を
抱かせる行為です。

わたしはそうは言いません。

わたしに言えるのは

『がんの劇的緩解の起因になったと
考えられる九つの仮設を検出しました』

ということだけです。

もし、興味が湧いたら
是非手にとってみてくださいね。

この本が私に希望を感じさせてくれたように
あなたにとっても、
希望を感じさせてくれるものなら幸いです。

この本について
出版元の記事がこちらからも読めます

「がんが自然に治る生き方」の検索結果 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

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