以前からお届けしている
がんのイメージを
粘土で作るワークショップ
今日は新しい作品をご紹介いたします
今日はパン作りの名人の
ちぃさんの作品をご紹介します。
今回のワークショップも前回と同様
3人の方一緒にZOOMでやりました。
3日間のワークショップです。
動画です。こちらはもっと心に響く雰囲気を
受け取っていただけると思います。
私のがんは・・・八方塞がりちゃん(12:53)
ワークショップ1日目
マインドフルネスの誘導からスタートしました
もし良かったら最初に
青空と草原を思い浮かべてみてください。
気持ちのよい、青い青い空
そして、風が吹き渡る心地の良い草原
深刻さからは
ちょーーっとはなれて
自由さや遊び心に
繋がってみてください
もし、この気持ちよい青空の下の草原に
あなたとあなたのがんが
一緒にいるとしたら・・・
あなたのがんはどんな姿をして
あなたの前に表れてくれるでしょうか?
ちいさんの中で湧いてきたイメージは
八角形の【八方塞がりちゃん】でした。
八方をしっかりと
黒と紫の枠に固められて
その中で涙を流して泣いています。
なんだか、困っているみたい・・・
八方塞がりちゃんは
色んなことを我慢していたそうです。
しかも、そのことに
気づいていなかったそうです。
悲しいことや辛いことを
なかったことにして
明るく見せていました。
八方塞がりちゃんは
【面倒くさい】と
思われることがイヤでした。
だから
素直な人でいようと
頑張っていたそうです。
怒りがあってもしまい込んで
助けを求めることも難しくて・・
悲しくても、辛くても
横に置いておいてしまうんです。
自分を大切にするやり方が
わかっていなかったんです。
八方塞がりちゃんは ちぃさんに
心が辛くなっていることを
教えてくれました。
自分に目を向ける時間を
与えてくれました
安心したり、幸せを感じたり
楽しむことをもっとしてもいい
と教えてくれました。
この後
がんになった頃のわたしというテーマで
お絵描きしていただきました。
ちぃさんの作品はこちらです。
4つの顔??
いえいえ!
実は一番上のニッコリはお面なんです。
笑顔のお面の下に
3つの顔が重なっているんです。
お面の下の3つの顔は
ほんのちょっとだけ見えています。
目が吊り上がっていたり
涙がちらっと見えていたり・・・
あきらめた感じ? だったり・・・
でも・・そんな表情を覆い隠すように
水色のお面はニコニコと笑っています。
ちぃさんはこの絵を描かれた後
だれに笑ってるの?
だれのためのお面?
本当の自分がわからない・・
そんな風に感じられたそうです。
ワークショップ1日目はここまでです。
しばらく日をあけて
ワークショップ2日目
いよいよ粘土細工です。
作品を作る準備として
ちぃさんは発泡スチロールで
八角形の芯を作ってこられました。
この上に、薄く伸ばした樹脂粘土を重ねて
丁寧に丁寧に作品を作っておられました。
そして、できあがった作品がこちら
クオリティ高~い!
さすが!細かい作業が得意なちぃさんです。
身体の部分も入れるとこんな感じです。
粘土になると
ググっと存在感が増しますね。
粘土作品を作った後
マインドフルネスで作品に繋がって
ちぃさんが受け取ったメッセージは・・・
つらいよー
苦しいよー
この人 全然気づかないな
このメッセージを受け取って
ちぃさんはご自身のがんが
乳管がんだったことを
思い出されたそうです。
乳管の壁に塞がれた
グレた細胞
メンバーの方からは
こんなコメントがありました。
/
海苔巻きみたい
切ったら中から
色んな表情が出てくるのかも?
\
八方塞がりちゃんは
イヤなことでも感情を出さず
『はい』と言ってきました・・・
どこにも出すことができなかった
たくさんの切ない感情たちが
この黒と紫の八角形の中に
詰まっているのかもしれません。
ワークショップ2日目はここまでです。
またしばらく日をあけて
ワークショップ3日目
作品を作った後の私の心
というテーマで
お絵描きをしていただきました。
ちぃさんの作品はこちら
大きなちぃさんの左肩の上に
小さなちぃさんがいます。
小さなちぃさんは
飛行船のような乗り物に乗って
サーチライトを
大きなちぃさんの内面に向けています。
サーチライトのパワーがすごいですね。
こんなに小さいのに、大きな大きな光です。
そして
大きなちぃさんも 小さなちぃさんも
顔が描かれていません。
このことをお聴きしてみると
ちぃさんはこんな風におっしゃられました。
『とりあえずの笑顔をやめた』
おおー!素晴らしい
(拍手 パチパチパチパチ)
この言葉をお聴きして、
私はとても嬉しく感じたんです
この後、【今の自分に必要なこと】
というテーマでマインドフルネスをして
お絵描きしていただきました。
ちぃさんの作品はこちらです。
夜空です。天の川。
ちいさんは子供の頃、田舎に住んでいて
天の川を眺めては
きれいだなぁ・・・と感じていたそうです。
メンバーの方からは
ちぃさんは田舎の大自然の中で
ほどけていくのかなぁ・・・
というコメントがあり
みんなで うんうん と頷いたのでした。
実はね、この星空の絵のことで
びっくりすることがあったんです
今回3名の方全員が、
この最後の作品
【今の自分に必要なこと】の中に
星空を描かれたんですよね!
こんな偶然ってあるのでしょうか!
もう、びっくりです。
無意識の力には驚かされるばかりです。
エントリーNo.4
【がんの名前】:八方塞がりちゃん
【作った人】: ちぃさん
【年齢】: 50代
【性別】: 女性
【がんの種類】: 乳がん
【がんになってからの期間】: 1年5か月
【治療の状態】: 経過観察
【がんになった頃のあなたは
どんな感じでしたか?】:
いろいろなストレスを感じていながらも
向き合ったり解消することも出来ず
表面は何事もないかのよう
ににこにこして過ごしていました。
【あなたのがんのメッセージは?】:
『早く気づいてー』
小さい頃から
辛かったことや職場でのストレス等
人間関係からくる怒り等などを
全部内側に閉じこめて
表面はおだやかにしてきたけれど
その辛さ悲しさに耐えきれず
細胞が乳管の中でグレて
癌化してしまった。
どこにも出せない
出し方もわからず八方塞がりに。
辛く苦しく
早く気づいてーと泣いている。
【ご感想】:
一緒に参加させて頂いた
メンバーの方々と共感出来て
大変貴重な体験が出来ました。
いつもの一人で受けている
個人セッションとはまた違った
広がりを感じました。
もともと
自分に目を向けるのが苦手なのですが
目を向ける時間が増えたと感じました。
ちぃさん
本当にありがとうございました~!
八方塞がりちゃんを
部屋に置いておくと
飼っている猫ちゃんが落として
転がしてしまう・・
とおっしゃっていましたが(笑)
時々しまっている所から出して
対話してあげてくださいね。
奥の方から
どんな表情が現れてくるのか?
どの表情も大切にしたい
私はそんな風に感じます。
それでは~
また引き続き残り2人の方の作品も
紹介していきます。
お楽しみに~
今日もありがとうございました。
このワークショップに興味がわいたら
開催情報はこちら。チェックしてみてね。
道路の脇に咲いていた、ランタナ
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